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輸入物でおいしいのは○○産!

輸入物でおいしいのは○○産!

ロシア産のタラバガニ

もともと日本国内では漁獲できるカニの量に制限があったため、海外からの輸入に頼っていました。
近年、さらにその傾向が強まり、海外産のカニを多くみかけるようになりました。

国産のカニ以外を購入する時には、一体どこのカニがオススメなんでしょうか。
そもそも、国産のカニと輸入物のカニ、どちらが美味しいのでしょうか。



とにかく冷たい海が最高のカニを育てるポイント!

北海道産のカニがおいしいのは誰でも知っていることですが、
北海道よりさらに上の極寒地域、ここがカニが多く獲れる海域です。

ここにはオホーツク海とベーリング海の2つの海があり、
オホーツク海で漁獲したものはロシア産、ベーリング海で漁獲したものはアラスカ産とされています。

北緯50°以上の非常に冷たい海で、栄養豊富なプランクトンを食べて育つため、身入りのいい大きなカニが収穫されます。
輸入物の中では、今ロシア産とアラスカ産が非常に人気です。

海域地図


ロシア産のカニの漁獲量が減少!価格高騰!

2012年9月8日、北海道の漁業組合に激震が走りました。
ロシア極東ウラジオストクで「アジア太平洋経済協力会議」が行われたのですが、
その際に、日本の野田首相とロシアのプーチン大統領の首脳会談で、日露2か国の間である協定が結ばれました。

それは・・・
ロシアでのカニの密漁を防ぐために漁獲量を制限し、輸出入の際は政府間での厳重なチェックを必要とする!
というものです。

    
原因ロシアでは漁獲域を決め、漁獲権を持つ正規船だけに漁獲を認めていたが、密漁があとを絶たない。
乱獲を長年繰り返してきたため、ロシアではカニの資源減少が深刻な問題となった。
毎年日本に輸入されるカニは、ロシア政府が決めた漁獲量の2~3倍ともいわれており、
日本国内に輸入されている多くのカニが正規品ではないことが明らかになった。
方法ロシア政府 →カニを輸出する際に漁獲地域や量をチェックした証明書を発行。
日本政府 →証明書を税関で確認したうえで、日本国内への輸入を認める。
原則として証明書のないカニは、日本国内への輸入は認められない。

その結果・・・
ロシア産のカニは、今まで日本国内に出回っていた量の半分から3分の1になってしまったというわけです。
輸入量が激減してしまったため、もちろんロシア産のカニの価格も高騰してしまいました。

ロシア産のカニは漁獲量が多く比較的安価で人気だったのですが、
協定が結ばれた以上、今までのようにはいかなくなりそうです。



安定した生産量と質の良さでアラスカ産のカニが人気上昇!

そこで近年人気が高いのがアラスカ産のカニです。
ロシア産のカニもアラスカ産のカニもほぼ同じ水温でカニが育つため質は非常に似ています。
カニはプランクトンを餌としていて、厳しい冬の間に流氷に多くのプランクトンが付着していて
春になると爆発的に増殖するのです。
オホーツク海やベーリング海は格好の餌場となり、旨みの強い良質なカニに育つのです。

また、ロシアと違いアラスカでは州政府期間によりカニの資源保護のためにこのような厳しい規制があります。

  • 経度と緯度の区域で漁の区域を設定
  • 今年はこの区域、翌年は違う区域で漁獲をすることで、安定した漁獲量をキープ
  • 雌ガニの漁獲は一切禁止
  • 生産設備の衛生管理と水産資源管理の徹底

国産のカニと比較しても、アラスカ産のカニは大きく身入りも安定しているので、
最近では多くのカニ通販業者がアラスカで買い付けを行っているというのも納得です。
水産管理が徹底していて、品質もサイズも安定しているアラスカ産のカニの人気は今後もさらにのびる見込みです。

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